スタッフブログ
以前のブログでは、培養室の防災対策についてご紹介しました。
今回は培養室の大切な設備のひとつ、液体窒素タンクの下に設置している「アラーム付き重量計」についてご紹介いたします。
液体窒素タンクの中には患者様からお預かりしています大切な胚・精子・卵子が凍結保存されており、凍結保存し続けるためにはタンクの中が常に液体窒素で満たされていなければなりません。そのため培養士は毎日、タンク内の液体窒素の残量をチェックし、補充しています。
このタンクは大切に使っていても突然亀裂が入って壊れることがあるかも知れません。
タンクの破損は凍結保存において致命的な事故につながります。
この液体窒素タンクの突然の破損に対応するために、液体窒素タンクの下に「アラーム付き重量計」を設置しています。
タンクが万が一、破損して液体窒素が漏れ出してしまっても、「アラーム付き重量計」がそれを感知して培養士にアラームを知らせます。
培養士が培養室に居ない時にも、すぐに駆け付けて大切な胚・精子・卵子を助けることができるシステムを構築しております。
液体窒素タンクの下に重量計を設置しています。
胚・精子・卵子が保存されている全てのタンクに設置しています。