



妊活中に「子宮筋腫が見つかった」と聞いて、不安になる方も少なくありません。実際、子宮筋腫は多くの女性に見られる良性の腫瘍ですが、筋腫の大きさや場所によっては妊娠に影響を及ぼすこともあります。今回は、妊活と子宮筋腫の関係、治療の必要性、治療方法の選択について詳しく解説します。
子宮筋腫は、子宮の筋層にできる良性の腫瘍です。30代以降の女性に多く見られ、女性ホルモン(エストロゲン)の影響で成長することが知られています。大きさや数は人によってさまざまで、症状がないまま経過するケースも少なくありません。
子宮筋腫があるからといって、必ずしも妊娠できないというわけではありません。ただし、筋腫の大きさやできている部位によっては、受精卵の着床を妨げたり、妊娠初期の流産リスクを高めたりすることがあります。また、妊娠中に筋腫が大きくなることで、出血や早産のリスクが高まる場合もあります。
子宮筋腫は、その発生部位により大きく3つに分類されます。
子宮の筋肉層の中にできるタイプで、筋腫の大きさや数によって影響度が異なります。
子宮の外側に向かって発育する筋腫で、妊娠にはあまり影響を及ぼさないことが多いです。
このように、筋膜の種類によって妊娠への影響は異なります。
妊活中に子宮筋腫が見つかった場合、まずは経腟超音波検査などで筋腫の大きさ・位置・数を把握します。症状の有無、年齢、不妊の原因となる他の要素とあわせて、「今すぐ治療が必要か」「経過観察でよいか」を慎重に判断します。
また、すでに体外受精などを検討している場合は、胚移植の妨げとなるかどうかの視点から治療の要否を判断することも重要です。
妊娠を妨げると考えられる筋腫がある場合や、月経過多・貧血などの症状が強い場合は、治療を検討します。主な治療法には以下のようなものがあります。
妊娠を希望する場合には、子宮を温存する筋腫摘出術が選択されます。腹腔鏡手術や開腹手術があります。
GnRHアゴニストなどで一時的に筋腫を小さくする方法。ただし長期使用には制限があり、妊活への影響も踏まえた慎重な使用が求められます。
治療の選択は、妊娠希望の有無、年齢、筋腫の状態などを総合的に見て判断します。
ファティリティクリニック東京では、高度な医療と、心に寄り添うサポート体制の両立を目指しています。以下の3つの方針に基づき、安心して治療に取り組んでいただける環境を整えています。
① 医療の安全管理
ISO9001の認証を取得し、医療安全管理室を設置。卵巣過剰刺激症候群(OHSS)や多胎妊娠のリスク回避、災害時でも培養機器が安定稼働するようなシステムを導入しています。
② 高い医療水準の維持
JISART(日本生殖補助医療標準化機関)の監査合格施設として、精密な胚培養技術と専門スタッフによる治療体制を確立。単一胚移植による高い妊娠率の維持を目標に掲げています。
③ 心に寄り添う医療の実践
医師・看護師・胚培養士・心理カウンセラーが連携し、検査や治療の内容を一つひとつ丁寧にご説明します。不妊治療が「つらいもの」ではなく、「希望に向かう選択」として感じられるようサポートします。
今回は「子宮筋腫と妊活の関係」について解説しました。
筋腫があっても妊娠は可能ですが、大きさや位置によっては妊活に影響を及ぼす場合もあります。治療の要否は一人ひとりの状況によって異なりますので、正確な診断と方針の見極めが重要です。不安な方はぜひ一度ご相談ください。