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初めての採卵:当日の流れと注意点
院長 小田原圭2026年04月22日

 

はじめに

体外受精や顕微授精に進む中で、「採卵」は重要なステップのひとつです。
初めての方にとっては、「どんな流れで行うの?」「痛みはあるの?」「当日はどう過ごせばいいの?」と不安を感じることも多いかもしれません。

今回は、採卵当日の流れと、事前に知っておきたい注意点についてわかりやすく解説します。

 

【目次】

・採卵とは?治療における役割

・採卵当日の基本的な流れ

・採卵時の痛みと麻酔について

・採卵後の過ごし方と注意点

・トラブルを防ぐために知っておきたいこと

・当院の治療方針とサポート体制

・まとめ

 

採卵とは?治療における役割

採卵とは、排卵誘発によって育てた卵胞から卵子を取り出す処置です。

体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)では、この採卵によって得られた卵子を用いて受精・胚培養を行います。

採卵の結果(採取できた卵子の数や質)は、その後の治療方針や妊娠率にも影響する重要なステップです。

 

採卵当日の基本的な流れ

採卵当日は、以下のような流れで進みます。

・来院・受付
指定された時間に来院し、体調確認や最終チェックを行います。
 

・処置前準備
血圧測定や点滴などを行い、麻酔の準備をします。
 

・採卵処置
経腟超音波で卵巣を確認しながら、専用の針で卵胞から卵子を吸引します。処置時間は通常10〜20分程度です。
 

・回復室での安静
処置後は一定時間ベッドで安静にし、体調の回復を待ちます。
 

・帰宅
医師の診察後、問題がなければ当日中に帰宅可能です。
 

※同日にパートナーの採精が必要な場合もあります。

 

採卵時の痛みと麻酔について

採卵は、卵巣に針を刺して卵子を採取するため、痛みを伴う可能性があります。

そのため、多くの医療機関では以下のような麻酔を使用します。

 

・静脈麻酔(眠っている間に処置が終わる)
・鎮痛剤や局所麻酔
 

痛みの感じ方には個人差がありますが、麻酔により負担は軽減されることが一般的です。

 

採卵後の過ごし方と注意点

採卵後は、以下の点に注意して過ごすことが大切です。

 

・当日は無理をせず安静にする
・車の運転は控える(麻酔の影響)
・軽い腹痛や出血がある場合がある
・激しい運動や入浴は医師の指示に従う
 

通常は数日で回復しますが、強い腹痛や出血、発熱などがある場合は早めに医療機関へ相談が必要です。

 

 

トラブルを防ぐために知っておきたいこと

採卵に伴うリスクとして、以下のようなものがあります。

 

・卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
・出血や感染
・麻酔による体調変化
 

これらを防ぐためには、事前の検査やホルモン管理、適切な刺激方法の選択が重要です。

また、体調に変化があった場合は、我慢せずに医療機関へ相談することが大切です。

 

当院の治療方針とサポート体制

ファティリティクリニック東京では、高度な医療と、心に寄り添うサポート体制の両立を目指しています。以下の3つの方針に基づき、安心して治療に取り組んでいただける環境を整えています。

 

① 医療の安全管理

ISO9001の認証を取得し、医療安全管理室を設置。卵巣過剰刺激症候群(OHSS)や多胎妊娠のリスク回避、災害時でも培養機器が安定稼働するようなシステムを導入しています。

 

② 高い医療水準の維持

JISART(日本生殖補助医療標準化機関)の監査合格施設として、精密な胚培養技術と専門スタッフによる治療体制を確立。単一胚移植による高い妊娠率の維持を目標に掲げています。

 

③ 心に寄り添う医療の実践

医師・看護師・胚培養士・心理カウンセラーが連携し、検査や治療の内容を一つひとつ丁寧にご説明します。不妊治療が「つらいもの」ではなく、「希望に向かう選択」として感じられるようサポートします。

 

まとめ

今回は「初めての採卵:当日の流れと注意点」について解説しました。

採卵は不妊治療において重要なステップですが、事前に流れや注意点を理解しておくことで、安心して臨むことができます。

不安な点や疑問は遠慮せず医師に相談し、ご自身に合った形で治療を進めていくことが大切です。

当院では、患者さま一人ひとりに寄り添いながら、安全で安心できる採卵環境を整えています。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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