Fertility Clinic Tokyo
当院の不妊治療

当院の不妊治療

不妊症について

受診のタイミング

赤ちゃんがほしいにもかかわらずなかなか望みがかなわない夫婦は約1割を占めます。
では結婚してどのくらいたって妊娠しなければ病院に行った方がいいでしょう?
下の表は特に不妊ではない夫婦が結婚後どのくらいの期間で妊娠するかについて示したもので、アメリカのシルバー教授の著書から引用させていただきました。
これをみると、皆さんが想像するよりもよりも妊娠する率が低いと感じられるのではないかと思います。また、年齢が上がれば上がるほど妊娠率の低下と不妊の割合が顕著であるということがおわかりと思います。

妻の年齢 一ヶ月あたり
妊娠率
妊娠するまでに
かかる月数
一年以内に
妊娠する確率
20代前半 25% 4ヶ月 97%
20代後半 15〜20% 5〜6ヶ月 86〜93%
30代前半 10% 10ヶ月 72%
30代後半 8.3% 12ヶ月 65%
つまり何も問題がなければ20代であれば半年くらいで、30代でも1年で妊娠するのがほとんどです。ですから普通に夫婦生活を営んで1年して妊娠しなければ病院を受診した方がよいでしょう。(ただし日本では慣例的に結婚後2年して妊娠しない場合を不妊症としています)また、ここで重要なのは妻の年齢が上がると妊娠する確率が劇的に低下することです。つまり年齢の問題は不妊にかかわる非常に大きな因子だということです。また、月経不順や月経時の痛みがある場合、以前に婦人科の手術(子宮筋腫や卵巣嚢腫など)を受けたことがある場合は早めに相談されても良いかもしれません。

病院選びのポイント

不妊症の治療には一般不妊治療と体外受精などの高度生殖医療といわれる治療法があります。
一般不妊治療とは排卵誘発や、卵管の手術、子宮内膜症の治療など、従来広く行われてきた治療で、不妊症を取り扱う産婦人科であればどこでも可能です。
ただし産婦人科の先生にもそれぞれの得意分野があります。例えば私は不妊症の治療は行っていますが、癌の治療については残念ながらあまり得意ではありません。
最近はインターネットが普及していますので、HPで探すのがよいでしょう。

一般治療で妊娠しない場合には体外受精や顕微授精といった高度生殖医療が必要となります。その場合、施設選びはより慎重にしましょう。高度生殖医療では施設により治療成績が異なるので、まず安定した治療成績を維持している施設を選ぶべきです。
ひとつの目安は1年間の治療周期数です。年間100以下の施設では、治療に対する人的、物的資源の充実が難しい可能性があります。胚培養士が何人いるか、カウンセラーがいるかなども施設を選ぶ基準になると思います。体外受精を行うためには精子、卵子のダブルチェックをするために少なくとも3人の培養士が必要です。

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